そして僕は途方に暮れる

 

日常のあはれをちょこちょことメモに書いていたのだけれど、そろそろ整理したい。

 

今日は通院日で、自分の番が来るのはいつも予約した時間を1時間はゆうに超えるのだが今日はそれが許せなくて大人気もなく悔しくて泣いてしまった。

 

約束の時間を遅刻されるのが大嫌いでその度に自分は蔑ろにされている感じがして惨めになる。

その””惨め””がワアッと溢れ出して泣いてしまった。

 

前回の通院から二週間だけれど、その間に起きたことと言えば久しぶりに宝塚を観劇したり友達の結婚式に参加するために真冬の北海道へ帰省したり濃ゆい日々だった。

 

久しぶりの花組は和物のショーとアラビアンっぽいオリジナルストーリーの二本立て。

和物のショーがすごく良かった。

みりおの冷たくて妖艶な、良い意味で人形のような誰も寄せ付けない雰囲気が良かった。

あとやっぱり娘役は断トツで可愛い子が多いと思っている。

みりおを含め、若手たちもどんどん厚みが出てきて感慨深かった。

 

もっと早くに観ていればもう一回くらい観るチャンスあったなぁ。

と真冬の札幌にてちと後悔した。

空港から札幌へ近づくにつれて16歳の私が笑っていた。
あの時は札幌へ汽車乗って出かけることが大きなことに思えたけど、東京に慣れてしまって、それでも世界はもっともっと広くて果てしないものなんだと。

 

果てしない世界をこれからも真っ直ぐな気持ちで見渡せるかな。

気持ちが揺さぶられるように五感が鈍らないように。